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ショートショートコンテスト

1972年に講談社から出版された「チャチャ・ヤング=ショート・ショート」に拙作を載せていただいてから10年後の1982年、星新一ショートショートコンテストの第4回に応募して、運よく「びん」という作品を優秀賞に選んでいただいた。その間、チャチャヤングが縁で生まれた創作研究会の活動にもあまり熱心に参加しなかったけれど、作品はとぎれとぎれでも書いていたようだ。前回も書いたけれど、チャチャヤングのときのように投稿した作品を記録していないので、手許に残っている下書きなどから思い出して記してみよう。ただ、作成年を書いていないものも多いので、記録として正確とは言い難いが。
星新一ショートショートコンテストに応募した「びん」という作品はごく短いものだが、その原型(というよりはアイデアのもと)といえるものがある。B5判のレポート用紙に清書してあるが、どこかに投稿したことはない。

転載のため掲載を中止しました

400字詰めに直すと4枚弱。例によって文字の誤用や、かなと漢字の表記基準があいまいなことなどは修正せずにそのままにしてある。これと、ほかにもうひとつ別の下書きの作品とをヒントにして、思い切り短くして「びん」という応募作が出来た。三つの作品を読み比べてみると、似ている部分もあるが、ぜんぜん別のものである。上にあげたのは、文末に1979と作成年が書いてある。コンテストが1982年だから、わりと近いうちに書いたのを参考にしたのだろう。「風の翼 深田亨作品集」に載せた「つみきのおしろ」の原型もこの頃である。同じ「みっちゃん」が主人公で、同じレポート用紙に書かれた下書きがあり、それにも文末に1979と書いてある。この「びんがいっぱい」は今江祥智さんの影響も受けているようだ。(私の書く童話風の作品は、大体において今江祥智さんの影響を受けている、と自分では思っている)どこが、ということではなく、書くときの気分のようなものが、である。

今日は1月1日。あけましておめでとうございます。今年もぼつぼつと書いていくつもりです。どうぞよろしく。

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雫石鉄也

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
by 雫石鉄也 (2013-01-01 15:39) 

深田亨

雫石さん、
あけましておめでとうございます。
今年はもうすこし書く量を増やしていきたいと思っています。
(といっても分母が微々たるものですが)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
by 深田亨 (2013-01-02 00:43) 

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